Ragazza Solare イタリア単語帳
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条件法の5つの用法・その1
さて、以前リクエストのありました“条件法の5つの用法”について、風邪をひいて自宅で腐っているのをいい機会に、ここにまとめてみようと思います。
(あんたは病気にならないと勉強しないのか?・・・というツッコミはご遠慮ください、はい)

まずもって、“条件法”(condizionale)ってきいたとき、“法”ってなに??
・・・って思いませんでした??

“現在形”(presente)“近過去”(passato prossimo)“半過去”(imperfetto)“大過去”(trapassato prossimo)“遠過去”(passato remoto)“単純未来”(futuro semplice)“先立未来”(futuro anteriore)・・・などなど。
時制に関してだったら、それがどんなに複雑なものになっていっても、その名前(文法用語)から、どんなものであるかについて、頑張って想像を追いつかせることが(なんとか)できます。

でも、“法”っていわれちゃったら・・・??
時制アレコレだったら、それが起こった出来事を、動詞の活用を変えることで表現するんだな・・・と理解できるけど、“法”ってなによ?? なになになに??? なんなの???

“法”っていう考え方そのものに、巨大な疑問詞がくっついてしまうと、そこから先、進めなくなります。
ええ、私は、進めなくなりました。

だから、ここは“法”なんていう文法用語にとらわれない、これが正解です。

イタリア語の文法用語を日本語訳するときに、訳しようがないからたまたま出てきただけ・・・と軽くとらえておきます。

“条件”+“法”だからぁ・・・???
なにか、条件付のことをいうときに使う活用形ってことぉ???

はい、それもまた正解です。
でも、それ以外の用法が実は主流であることを考えると、“条件”+“法”という呼び名にこだわっていると、自滅します。
なので、ここはクールに、次の5つのことを言いたいときに、動詞を“条件法”と呼ばれる特殊な活用形を使用するのだ・・・と、こう認識しておきしょう。

----------------------------------
Uso prevalente del condizionale
(条件法の主な用法)

1)desiderio(願望、欲求)
2)richiesta(要求)
3)dubbio(疑い)
4)opinione personale(個人的な意見)
5)incertezza o probabilità nel riferire notizie non confermate(未確認情報について言及するときの不確かさ、あるいは可能性)
----------------------------------

最後の5番目が、なにそれ??・・・って感じですね。
でも、例文を見てゆけば、これがいちばん分かりやすいかも。

では、ひとつずつ、みてゆきましょう。

----------------------------------

1)desiderio(願望、欲求)

Vorrei girare il mondo.
(私は世界一周をしたい)

なんか、もうちょっとマシな例文はないのか・・・って感じですが。
(う~ん、私が使っているイタリアで買ったイタリア語の勉強本に載っていたんですよ・・・)
イタリアを旅行するときに必携の単語“vorrei”
動詞“volere”(欲する、~したい)の条件法の活用、主語は“私”(io)です。
ようは、これさえ覚えておけば、

Vorrei un biglietto.(切符が欲しいんですが)
Vorrei questo.(これが欲しいんですが)
Vorrei andare qui.(ここに行きたいんですが)

旅行のシチュエーションでは、こちらの欲求を伝える場合には、ほとんどなんでもこれで済む的な、便利な表現です。

もっとも、もとになっている動詞“volere”にすでに“欲する、~したい”という意味がある以上、それをわざわざ条件法する必要はないのでは?
・・・という疑問に対して、“volere”をそのまま活用させた“voglio”を使うよりも、“vorrei”を使ったほうがより丁寧である・・・と、一般的によく説明されてますよね。

でも、それは、なぜなのか・・・???

思うに、“voglio”という直説法(indicativo)で言った場合、これは、すごく断定的、つまり“願望≒確実な事実”もしくは“願望→即、実行”というニュアンスを含むからだと思われます。

たとえば、

Voglio mangiare i pesci stasera.
(今晩は魚を食べたい)

といった場合、すでに冷蔵庫の中には買っておいた魚が入っていて、あとは調理するだけ、調理すれば確実に食べられる・・・という状態。

それに比べて、

Vorrei mangiare i pesci stasera.
(今晩は魚を食べたい)

これは、魚を食べたいのは食べたいけど、そのためには魚をまず買ってこなければならない、もしくは、魚料理を出すレストランに行かなければならない、あるいは、料理が得意な友達に電話して「魚食べさせて~」と言わなければいけない、など、場合によってはやっぱりめんどくさくて魚を食べないかもしれず、“魚を食べたい”がタダの願望にとどまっている状態。

いわば、“魚を食べられたらいいんだけどな~~”的ニュアンスが含まれている状態なわけです。

そうすると、かなりイケテナイ(←死語?)前出の例文、

Vorrei girare il mondo.
(私は、世界一周をしたい)

には、まあ、この人はそーいう願望をもっているけれども、実際にはそんなにお金も時間もない・・・でも、夢みるだけなら自由でしょ?・・・という状態なのが察せられるわけですね。
(だからあえて“世界一周”だなんて、なかなか実現しそうにないことをもってきたのか?)

これがもし、

Voglio girare il mondo.
(私は、世界一周をしたい)

を、いまにも飛行機に乗り込みつつある人間が言ったなら『ああ、この人はこれから本当に世界一周の旅に出るんだ・・・』と思うことができますが、この状況ですら、この人は、

Vorrei girare il mondo.
(私は、世界一周をしたい)

と言うかもしれません。。。
だって、今まさに旅立とうとしている瞬間でさえ、今後この旅がどうなるかは誰にも分からないのですからね。
飛行機落ちるかもしれないし、または、旅の途中で美女につかまってその地で結婚してしまうかもしれないし。
このように、なんらかの不確定要素が含まれる場合、直説法である“voglio”を使わずに、条件法“vorrei”を使う、というわけです。

だから、

Vorrei un biglietto.(切符が欲しいんですが)

が、なぜ丁寧な表現になるかというと、まあ、十中八九、切符を売ってもらえるに決まっている状況でも、もしかしたら、係員がヘソを曲げて売ってくれないかもしれない、単に売りきれているかもしれない、という状況が推測される以上、“もしかしたらダメかもしれないけど、でも、切符が買えるといいなぁ~”的なニュアンスをにおわせて、こちらの願望・欲求をそのままダイレクトに伝えるのではない・・・というあたりから、これが“より丁寧”な表現になっているのだ・・・と、考えられるわけです。

ま、こんなことを理屈っぽく考えなくても、単純に“vorrei”=丁寧な表現って覚えてもいいんですけどね。。。(^ ^;)
でも、“voglio”との違いを知っておくと、どういうシチュエーションで“voglio”/“vorrei”を使いわけるのが適当かが分かるから、より微妙な表現も可能になるかな、と思われます。

----------------------------------

もうひとつ、条件法の用法のひとつとして“desiderio”(願望、欲求)がある・・・ということの格好のサンプルとして、この例文を。

Mi piace viaggiare.
(僕、旅行するのが好きだよ)

Mi piacerebbe viaggiare.
(僕、旅行がしたいなぁ)

これは、前出の例文と違って、明らかに日本語訳すら違っていて分かりやすいですね。

動詞“piacere”(好みである、気に入りである)。
直説法の活用である“piace”(主語は“viaggiare”)にした場合には、文字どおり、“~することは好みである(=~することが好きである)”となります。
が、これが条件法の活用である“piacerebbe”(主語は同じく“viaggiare”)になると、もうハッキリと“願望・欲求”の意味に変わって、“~してみたい、~できればよいんだけど”と別の意味合いになるわけです。

“条件法”=“丁寧な表現”という単純構造で覚えていると、

Mi piacerebbe...

といわれた場合でも、『私は…が好きなんです』を丁寧に言っているんだわ、なーんて大・勘違いをしてしまいますので、ご注意を。

以下、大・勘違いをしていて恥をかいた私のサンプル。
イタリア人友人♂と私との、ある日の会話。

“Mi piace il Giappone...”
(僕、日本が好きなんだ・・・)

“Sei già andato in Giappone?”
(日本に行ったこと、ある?)

“No, non ancora. Mi piacciono i fumetti giapponesi... Kenshiro, Ramma, Ramù... Mi piacerebbe andare in Giappone...”
(ううん、まだないよ。僕、日本の漫画が好きなんだ・・・ケンシロでしょ、ランマでしょ、ラムーでしょ。日本に行ってみたいな・・・)※
←これを“piacere”(~することを好む)を丁寧に言っただけだ、と誤解。

“A te piace andare in Giappone? Allora ci sei già andato?”
(あれ、日本に行くのが好きなの? てことは、もう行ったことがあるの?)

“....Ho detto 'mi piacerebbe'....!! Questo vuol dire 'non ci sono mai andato'!!”
(僕、“mi piacerebbe”って言ったんだよ!! これは、まだ1回も行ったことがないってこと!!)

若気の至りで間違えましたーーー(笑)。


Kenshiro(ケンシロ)=北斗の拳
Ramma(ランマ)=らんま1/2
Ramù(ラムー)=うる星やつら
日本のコミック、イタリアに来るとこのようにタイトルが変わっているものも多いです。
----------------------------------

ということで、この<条件法の5つの用法>書いていたらどんどん長くなりそうなので、その2に続きます!!
待て、次号!!
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【2005/10/19 07:15】 ちょこっと文法 | トラックバック(0) | コメント(7) |
<<条件法の5つの用法・その2 | ホーム | Canna da pesca 釣りざお>>
コメント
初心者はぶつかる壁をみごとに粉砕する素晴しい解説ですね。
とってもわかりやすくて勉強になります。
ぜひこのまま風邪を引き続けてください(笑
お体お大事に。
【2005/10/20 18:29】 URL | #DexK2noU[ 編集]
ほ、ほんとですか~?
ありがとうございますー。
そう言っていただけると、すごーく励みになります!(*^.^*)
風邪はだいぶよくなってきましたが、頑張って、続き書きます~!!
【2005/10/21 00:18】 URL | まのん #-[ 編集]
いやほんとすごいです。
いつも勉強させてもらいながら感心してます。
ちなみに僕も風邪引き始めです。笑
【2005/10/21 16:29】 URL | moto #-[ 編集]
おお、motoさんまで!!
そんなにお褒めいただいたら、図にのってしまいますよ~~!!(≧∇≦)

・・・・・。

いえいえ。
こうして自分で書くことによって、自分自身の中であいまいだったことが整理されるので、なによりも私自身にとってすごく勉強になっているのです。
これからも頑張ります♪

motoさんも、風邪、お大事に・・・。
Auguri...
【2005/10/21 22:33】 URL | まのん #-[ 編集]
以前、かなり図々しいお願いを再三しつこくされました。一応、仮定法でした。あまりにも図々しいので、怒って拒否したら、「仮定の話なんだから、そんなに怒らなくてもいいじゃないか」と返されました(だから、外人は割とハッキリNoが言えるのだと思います。お互い仮定の話をやりとりしているわけだから)。

なので、丁寧な表現なんだけれども、実はちょいと違う”仮定”法の説明、とても参考になります。
【2005/10/27 07:01】 URL | ebi #f4IdVWdg[ 編集]
ebiさん、どうも~。
イタリア語における条件法って、もちろん『仮定表現』としても使うのですが、その『イタリア語における仮定表現』は、かならず、接続法とコンビで使われるので、今回の『条件法の用法』の中では、あえて扱いませんでした。。。

『仮定法』っていう呼び方は、英語から来てるんで、ごっちゃにするとややこしいんですが、今回とりあげたのは、条件法の使い方・・・ということです。
もちろん、イタリア語における『仮定表現(=仮定法)』は、条件法のこれらの用法&ニュアンスがあるからこそ成り立つといえると思いますが、まあ、今回の記事中で扱ったのは『仮定表現(=仮定法)』ではなく、あくまで『条件法』ということを、なんか非常に分かりにくく、くどくて申し訳ないのですが、説明をかねて、コメントさせていただきました。
【2005/10/29 02:34】 URL | まのん #-[ 編集]
このコメントは管理者の承認待ちです
【2010/08/03 08:34】 | #[ 編集]
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