Ragazza Solare イタリア単語帳
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条件法の5つの用法・その3
前回・前々回で、条件法(condizionale)の5つの用法のうち、1~3番目の用法について書きました。
今回はいよいよラストです。

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Uso prevalente del condizionale
(条件法の主な用法)

1)desiderio(願望、欲求)
2)richiesta(要求)
3)dubbio(疑い)
4)opinione personale(個人的な意見)
5)incertezza o probabilità nel riferire notizie non confermate(未確認情報について言及するときの不確かさ、あるいは可能性)
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4)opinione personale(個人的な意見)

Direi che sarebbe consigliabile rimandare a domani la partenza.
(出発を明日に延期するほうがいいんじゃないかと思うけどねぇ)

この“direi che...”っていうのは、ちょっと遠慮気味に、または丁寧にアドヴァイスをするときの典型的な言い方、といっても間違いじゃないです。

動詞“dire”(言う)が、直説法“dico che...”だと“(私は)~だと言う”つまり、かなり断定的というか主張的になるけど、それを条件法“direi che...”(~だと言いたいんだけど)にすると、その断定的・主張的ニュアンスが和らぐ、と、こーいう仕組み。

知り合いのイタリア人のおばさんで、不動産斡旋をしている人がいるのですが、この人の口癖がこの“direi...”

私は、かつて、条件法の“opinione personale”(個人的意見)としての用法“direi...”を、このおばさんとのやりとりで覚えたといっても過言ではありません(笑)。

“Pronto? Buongiorno signora, sto cercando un appartamento per mio amico che arriverà in Italia la prossima settimana. Preferisce vivere possibilmente da solo non in condivisione.”
(もしもし? こんにちは、シニョーラ、来週イタリアに到着する友達のためにアパートを探しているんですけど・・・シェアじゃなくてできるだけ1人暮し用がいいんですが)

DIREI... che l'unica sistemazione per questo momento sarebbe un monolocale in via Ripamonti, è subaffitto, costa 630 euro al mese ma tutto compreso.”
(そうねぇ、今のところ、唯一の物件はリパモンティ通りのワンルーム、又貸し物件だけど、光熱費すべて込みで月630ユーロっていうのを勧めますけど・・・?)

“Sarebbe molto buono... ma dato che è ancora studente, forse 630 euro sarebbe un po' caro per lui...”
(すごく良さそうですけど・・・でも、彼はまだ学生なので、毎月630ユーロはちょっと高いんじゃないかと)

“Allora, DIREI... che prenda un appartamento in condivisione che costerebbe meno.”
(じゃあ、シェア物件を借りるのがいいでしょう、もっと安くなりますからね)

ちなみに、このおばさんの場合は、“DIREI...”と強く言ったあとにちょっと“間”があくんですよね。
だから、(私が勝手に想像する)日本語的には、『そ・れ・じゃ~、申し上げますけどねぇ・・・』というか、なんだか、丁寧に勧めてもらっているはずなのに、逆に“き、強制されてる・・・?”みたいな微妙な圧迫感を感じます(笑)。

ま、こういう(裏の)ニュアンスもあるのかな??
実際、このおばさん、やり手だし(笑)。

ともかく、“consigliare”(勧める、助言する、忠告する)“suggerire”(提案する、助言する、勧める)と同じ意味で使えるわけですね、“direi...”。

“In questi giorni il mio ragazzo è veramente cambiato... non mi chiama, non mi scrive neanche mail, e mi sembra che non voglia vedermi più...”
(さいきん、彼、ホント変なの・・・電話くれないし、メールもくれないし、もう私に会いたくないみたい・・・)

Direi che sarebbe meglio cercare un altro.”
(違う男、探したほうがいいんじゃないの?)

そうそう、それから、この用法“opinione personale”(個人的意見)、お医者さんでも、よーーく使われます。
ナポリで語学学校に通っていた頃、この用法の練習をするのに、お医者さんごっこしましたよ、そーいえば(笑)。

Dovrebbe smettere di fumare.
(煙草はやめたほうがよろしいです)

Poi potrebbe mangiare qualsiasi cosa che vuole ma si ricordi soltanto che dovrebbe camminare per trenta minuti al giorno con la massima velocità.
(それから、食べたいものはなんでも食べてかまいませんが、たったひとつ、1日に30分、全速力で歩くことだけを心がけてください)

動詞“dovere”(~しなければならない)“potere”(~できる)ともに、活用が“dovrebbe”“potrebbe”と3人称単数になっているのは、お医者さんが患者さんに丁寧にしゃべっているというシチュエーションなので、主語が“Lei”(あなた)だからですね、はい。

“Poi ascolta, ho visto l'altro giorno che lui camminava con una ragazza che non conosco prendendola per mano!”
(それから、聞いてよ、こないだ彼が知らない女の子の手をつないで歩いているの、見ちゃったのよ~!)

“Te l'ho detto, dovresti lasciarlo, cerca di trovare un altro!”
(だから言ったじゃない、そいつはうっちゃっといて、新しいのを見つけなって!)

うーむ。
このパターンだと、いくらでも例文を思いつくな(笑)。

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5)incertezza o probabilità nel riferire notizie non confermate(未確認情報について言及するときの不確かさ、あるいは可能性)

この用法、さらに補助説明が。

tipico nello stile giornalistico
(ジャーナリズム・スタイルにおける典型)

つまり、新聞やニュースの報道でなにかを伝える場合、条件法が使われる、というわけですね。

Il Primo Ministro non era presente alla cerimonia perché, secondo i bene informati, sarebbe ammalato, avrebbe disturbi cardiaci.
(首相はセレモニーには出席しなかった。消息筋によると、首相は病気であり、心臓疾患であるとのことである)

まあね、セレモニーに出席していなければ、それは“周知の事実”だから直説法(indicativo)で断定する以外表現のしようがないけど、病気であることや、それが心臓疾患であることは、消息筋からの情報に頼るわけで、報道する人がこの目で見た事実ではないですものねぇ。。。

だから、“未確認情報について言及するときの不確かさ、あるいは可能性”として、条件法が使われるのですね。

まあ、いってしまえば、条件法って、1~4番目の用法すべてのベースに、この“不確かさ”あるいは“可能性”の含みがある・・・とも考えられます。

1番目の“desiderio”(願望、欲求)でも、あえて条件法を使うことによって“ひょっとするとダメかもしれないけど、でも、~できたらいいんだけどなぁ・・・”的ニュアンスがあったし。

2番目の“richiesta”(要求)でも、“もしかしたら断られるかもしれないけど、~してもらえるといいんだけどなぁ・・・”的ニュアンスがあったし。

3番目の“dubbio”(疑い)でも、“~したいのはやまやまなんだけど、実はちょっと・・・”“微妙に自信ないんだけど、~じゃないかなあ?”的ニュアンスがあったし。

4番目の“opinione personale”(個人的意見)でも、“~するのがよいんじゃないかな、と言いたいんですけどねぇ”的なニュアンスがあったし。

どれにも、断定したり、きっぱり主張したりするのではなく、なんらかのファジーなニュアンスが含まれている・・・と考えてもよいのではないでしょーか。

おお、条件法の真髄はここにあり!!

ほ、ほんとかな~~~???(^ ^;)←ああ、ファジー。

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最後に、もうひとつ、条件法の使い方で、これら5つとは異なり、かつ重要な使い方をするものについて書いておきます。

それは、条件法過去(condizionale composto)

普通の過去形(近過去=passato prossimo)は、“avere/essere+過去分詞”ですが、この“avere/essere”が、条件法になったもの。

まず、例文からみてみましょうか。

Ieri avrei studiato volentieri, ma stavo male.
(昨日はねぇ、喜んで勉強するはずだったんだけどねぇ、具合悪かったんだ)
 →つまり、勉強しなかった。

Ieri avrebbe dovuto telefonarmi ma si è dimenticata.
(昨日、彼女は僕に電話くれるはずだったんだけど、忘れたんだよね)
 →つまり、けっきょく彼女は電話かけてこなかった。

Ieri saremmo partiti, ma c'era lo sciopero dei treni.
(昨日、出発するはずだったんだけど、電車のストライキがあったんだよ)
 →つまり、出発しなかった。

Ieri sarebbero usciti, ma pioveva.
(昨日、彼らは外出するはずだったんだけど、雨降ってたんだよね)
 →つまり、外出しなかった。

お分かりでしょうか。
過去の出来事において、“~するはずだった”んだけど、実際にはそれをしなかったこと。
これをいうときに使うのが、条件法過去(condizionale composto)です。

“条件法過去”(condizionale composto)という文法用語は、なぁ~んか堅苦しくてとっつきにくいですよね。
いったい、いつ使うのよ~、こんな文法?!

でも、“(過去において)~するはずだったんだけど、(現在)実際にはしなかった”ってこと、よくあるじゃないですか。
だから、この“条件法過去”って、意外と日常しゃべるイタリア語によく出てくるんですよー。
覚えておいて、損はないです。

“Senti, è davvero terribile, avremmo potuto vedere lo show degli OZONO, mi ero informata io della data dello show, mi ero procurata io i biglietti, avevo organizzato io tutto... ma nonostante ciò al giorno dello show lui non mi ha chiamata, ma ci è andato con quella ragazza!!!”
(聞いてよ~、ホントひどいんだから! 私たち、OZONOのライブに一緒に行けるはずだったのよ。私がライブの日時を調べたんだし、私がチケット手に入れたんだし、私が全部計画したのに・・・ライブの日、彼ったら私に電話しないで、あの女の子と一緒に行ったのよ!!!)

“Hai scelto un uomo sbagliato. Avresti dovuto considerare più la personalità che l'aspetto quando hai deciso di frequentare un uomo, e così non ti saresti innamorata di uno crudele come lui... ora cerca di dimenticarti quello stronzo!”
(男を選び間違えたってことよ。男とつきあうのを決めたとき、ルックスよりも性格を見るべきだったのよ。そうすれば、あいつみたいなひどい男を好きにならなかったのに。もうそんなクソ男のことなんか、忘れなって!)

この彼氏にふられそうな女の子と、クールなその友達っていうキャラクターのやりとり・・・・いくらでも思いつく(笑)。

ちゅーか、この男、やなヤツすぎ。
(全部、自分でシナリオ書いといてなんですけど)←ぜんぶ、フィクションですんで・・・誤解のないように。


あれ???
でも、動詞“dovere”(~すべきである)“potere”(~することができる)“volere”(~したい)については、条件法過去にしなくても、半過去(imperfetto)を使っても言えるような気が・・・。、

Ieri doveva telefonarmi, ma si è dimenticata.
(昨日、彼女は僕に電話くれるはずだったんだけど、忘れたんだよね)

Ieri potevo venire da te, ma era ammalata mia mamma.
(昨日、君の家に行けるはずだったんだけど、母さんが病気になっちゃって)
←非常にウソくさいいいわけですね。

Volevo comprare quell'abito bellissimo, ma era troppo caro!
(あのすごくきれいなドレス買いたかったんだけど、高すぎた~!)

・・・のようにいうこともできます。(・・・よね??)
過去あるべきだったこと・・・つまり、それは現在の事実の反対・・・??
だんだん書いていて、頭が混乱してきました・・・。

もし、これについて、間違っているようだったら、ご指摘・ご教授お待ちしております。

----------------------------------

そうそう、OZONOっていうのは実在のバンドです。
友人のイタリア人♂のバンドで、ロサンゼルスを起点にして、アメリカで活動してます。
まだ全世界レベルでメジャーではないけど、ここにちょっと取り上げてみました(微妙に宣伝はいってます)。
興味がある人は、公式webサイト(http://www.ozonoweb.com/)で音楽を聴いてみてくださいね~♪
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【2005/10/23 05:24】 ちょこっと文法 | トラックバック(0) | コメント(2) |
<<Gara di canotaggio カヌー競争 | ホーム | 条件法の5つの用法・その2>>
コメント
こんばんは~、dicotomiaです。 ようやく時間ができたので
コチラの条件法の記事、じーっくり拝見いたしました♪
いや~、ご説明も例文もすっごくわかりやすいです! 勉強になります!!
まのんさん、イタリア語の先生になれるんじゃないですか!?
このブログを元にテキストを作って!

特に direi の用法、よくわかりました。 "DIREI..." と強く言ったあとに
ちょっと間があく おばさんのお話もおもしろいですね~(^^
確かにそういう裏のニュアンスがあるのかもしれませんね!
正直なところ、条件法、文章を読んでどうにか意味を理解することはできますが
まだ全然自分で使うことができませんでした (vorrei くらいか・・・(T-T)
でもコチラを読んで使ってみたくなりましたよ♪ 頑張りまーす!
【2005/10/26 13:40】 URL | dicotomia #4PBGo1yI[ 編集]
dicotomiaさん、こんばんは~~。
こーーーんなに長くなってしまった『条件法』、そんなにきちんと読んでくださって、感激です。
わたしは、自分自身の整理整頓もかねて、ついあれもこれも、と長々書いちゃうんですけど、読む側としては「うざ!!!」かもしれないよね~~とか、思っていたので、こんなご感想いただけて本当にうれしいですーー。
(といいつつ、書き終わって数日たった今「あ~、あの例文も載せればよかった・・・」というのがさらに2~3みつかって、またまた書き足したくなってたり・・・しつこいですね)

でも、dicotomiaさんに今回ご感想いただけて、これからもますます頑張って、文法事項を整理整頓してみよう…!という気になってきます。
これからもよろしくお付き合いくださいませ。
【2005/10/26 21:36】 URL | まのん #-[ 編集]
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